今週は陶芸の中でも最も難しい 急須を紹介します
急須は陶芸の中でも、もっとも技術力の差がでる作品です。粘土: 白半磁土 500グラム 電動ろくろ作り。本体、蓋、注ぎ口、取っ手、茶漉しの部品を作ります
茶漉しは、中・小2点 中は摺りこぎ、小は柄杓の丸い部分を使って作り、ポンスで穴を開けます。摺りこぎの端の部分に布を巻き、これにたたら粘土3mmを張り付け成形します。 ポンスで穴開けが少し早くて(柔らかすぎ)、失敗した部分がありますが、ま~ま~の出来。

茶漉しは、中・小2点 中は摺りこぎ、小は柄杓の丸い部分を使って作り、ポンスで穴を開けます。摺りこぎの端の部分に布を巻き、これにたたら粘土3mmを張り付け成形します。 ポンスで穴開けが少し早くて(柔らかすぎ)、失敗した部分がありますが、ま~ま~の出来。

たにたの電子はかりで重量をはかります。 これは最大 2kg、最小 0.5グラムまで計測できます。 練りこみなどでどうしてもこのような精密な計りがが必要です。 今までのばね式よりは精密さが全く違います。この段階で270グラムに仕上がってます。
蓋は3mm程の厚みにしました。蓋の取っ手はこの形状であれば、とっても摘まみ易いでしょう
課題が多い、注ぎ口ですが、もう少し、上向きにした方が良かったかも。。この作り方はもう少し研究が必要なようです。 陶芸教室の先生に聞いても明確な答をくれません。 失礼な言い方ですが、あまり経験をお持ちではないのかと、邪推してます。
2日ほど放置して、細部をスチールウールなどで仕上げて行きます。
ほぼ90%程乾燥しました。 現在の重量は230グラム ということで、40グラムほど水分が飛んだことになります。 注ぎ口の位置が低く、潰してしまうか迷ったんですが、 昨晩、真夜中にごそごそと起き出し(ゴキブリみたい)、ほぼ乾燥している注ぎ口を堅絞りの薄手のタオルで包むことにしました。 注ぎ口をちょっと上に持ち上げるためです。 真っ白に乾燥が進んでいますので、この時点で水をつけると、割れる可能性があります。 そこで、堅絞りのタオルです。 さ~どうなるか。。
朝起きて見てみると、注ぎ口が湿気を吸い柔らかになってます。。。しめしめ、、、そこで、軽く、ストレスをかけないように、そっと上にまげて見ました。 5mm程あげて見ましたが見事成功です。
その後はスチールウールで仕上げです。 これで完成。。。本体の口縁の一部を削り過ぎた部分もありますが、ほぼ満足の出来です。
今回も一つのコツを掴みました。 乾燥しても、湿気を与えてある程度の補正ができます。焼きあがりで、もとへ戻らないことを祈って。。。。
本焼き
釉薬は黄瀬戸です。渋い感じで仕上がりました。
茶漉しの目詰まりもなく、良好。
上部から見た写真。 一点、失敗があります。 何と蓋に蒸気穴をあけるのを忘れました。