現職米国大統領の被爆地訪問
オバマ大統領の広島訪問、本当に素晴らしい出来事でした。
オバマさんは『核兵器のない世界』をうたい、2009年にノーベル平和賞を受賞してます。それ以降、オバマさんが核廃絶の為に何か顕著な動きをされていたかどうかは、知る由もなかったのですが、今回の広島訪問で、オバマさんは大きな核兵器廃絶に向けてへの原点に戻られたのではないでしょうか?
戦争で、初めて核を使った国の大統領が被爆地を訪れると言う事は、世界的に大きなインパクトを与えた事は間違いない、象徴的な出来事でした。
アメリカの差別社会で、初めての黒人の大統領、そして、初めて核廃絶を表明した初めての国のTop、そして今回の被爆地訪問、、余り実績のない大統領と言う事が言われますが、この実績で十分ではないかと思います。
原爆投下は正当化されるのか?
アメリカ人の多くは、アメリカが原爆投下をしたのは当然だと思ってます。 この為、多くのアメリカ人兵士の命が救われたと考えています。 もちろん、多くの平和主義者もいて核廃絶を訴えています。
でも、第二次世界大戦で、日本が宣戦布告なしにパールハーバーを急襲したとの思いは皆が持ってます。未だに、日本人を呼ぶ時にあの汚い”ジャ○○”と言う蔑称で日本人を呼ぶ人も多くいます。最悪のF○○○ワードと同じくらい汚い言葉です。
アメリカ人の兵士の命を救うと言う名目の為に、敵国であった長崎・広島の21万人。。兵隊をターゲットではなく、殆どが一般市民を殺略する事が正当化される訳ありません。
前向きに進む日本人の平和志向
オバマさんの演説は素晴らしかったと思います。 戦争で亡くなった人々全てに『哀悼の意を表する』し、世界の核廃絶を目指すべきだとの力強い演説でした。
その演説を受け、被爆者を含む日本人の反応も素晴らしいと思います。皆さん、謝罪など求めていないのです、広島訪問を契機に本当の核のない世界を目指して、いつかそれを実現してほしいとの強い思いを皆さんの述べられております。 これがアメリカと日本の立場が逆であれば、彼らは報復のオンパレードでしょう。 日本人はそれだけ、寛大であり本質を見極める能力を持っていると言うことでしょう。
本当に核は廃絶出来るの
将来へに大きな布石でしょうが。。。残念ながら、アメリカは世界一の軍需大国なんです。 アメリカでのいつも問題になる銃規制でさえも、あれだけの悲惨な事件が起きているのは、銃規制が出来ないのです。 それは、アメリカライフル協会と言うのがあってその大きな圧力とお金が動いているからです。
アメリカの軍需産業はこんなものではありません。 一部の不届きな企業やアメリカの経済界を繰る連中が金権を手放す訳はありません。
戦争のない世界へ
核兵器は、その他の殺略兵器があるのは、そもそも戦争があるからです。 核兵器のない世界を目指すのは当然なのですが、それをもう一歩進め、戦争のない世界を目指すべきではないかと考えます。
原発は世の中の発展と世界平和に役立つの。
この意味では、核被爆国、そして、敗戦国としての経験を持つ日本の役割は大きいでしょう。
その核被爆体験と、そして、あの福島の原発事故を起こしてしまったこの国が、原発を再稼働し、又、その原発を世界へ売り込もうと言う阿部政権の動きは全く分かりません。
核は万が一事故が起きれば、止めようがありません。 又、事故ではなく、テロなどで作為的に事故を起こせば、悲劇です。
原発があれば、核爆弾が作れたり、テロに渡る危険性があります。
日本の役割・使命をもっと国のリーダー達はしっかり認識すべきでしょう。 日本は、アメリカの従属国ではなく、真の独立国として、世界のリーダーとして、世界平和へもっと貢献をして行くべきです。 今、阿部政権にないのが、日本 及び 世界を今後どうして行きたいとのビジョンだと思います。 今の東京都知事みたいなのが政治家なんでしょうか。 これが日本政治のレベル。本当に嘆かわしい。。
我々、一人ひとりが原発廃止、核廃絶を強く発信して行く必要があります。 我々にはInternetと言う強い味方があります。