明さんのゴルフ
ゴルフの友達の明さんとの付き合いはもう、4~5年にもなります。 練習場でのスウィングを見て色々なアドバイスをして来て、スウィングもまだまだ課題はありますが、ずいぶんと良くなって来ました。
アマチュアですので、まだまだ課題はありますがシニアのゴルファーには十分な力をつけていると思います。スウィングはビデオで、動画を取って分析して問題を洗い出したりして来ました。
パットやアプローチも、徹底的に練習をして来ましたので、この方も相当に腕を上げて来ました。
今は、年齢は喜寿の一歩手前で、河原のゴルフ場のハンディーは20です。 この人のスコアーは七不思議で、練習の割にはスコアーが一向に良くなりません。
その謎解きをするため、最近は練習ラウンドを一緒にすることにしたんですが、以前のブログに書いたように、大体原因がつかめて来ました。
大きくは:
① 練習場のスウィングが、本番では出来ない。
② コースマネージメント
特に、②の問題が大きくて、今まで大叩きする原因も良く分かりました。①の問題も②が出来ていないためのメンタルが効いているように思います。ゴルフは、やはりメンタルゲームなんです。
コースマネージメントのミスの例
以前のブログに書いた、頭を使わない例です:
例1.無理なリカバリーで大叩き:
ある短いパー4のホールで、ミスショットをして、ワンぺナの領域に入りました。 2打目がペナルティーを加え3打目。残り、167ヤード。 Xさんは、ボールをドロップしました。(ラフです)。 3番ウッドを取りだして打ちました。 左へ外せば池、右へ打てばバンカー、グリーンに乗れば、多分、転がってOB。
この状況で、深いラフからの3番ウッドの選択です。 多分私でも打てません。 このXさん。何をしたいかと言うと残りの距離だけを考えて、兎に角飛ばそうとしているんです。。。それで結果は、大きくだふってボールは右バンカー手前20ヤードへ。。やっぱり、そこから、アプローチウェッジでダフリ、バンカーへ。 バンカーは雨で砂が締まっているのにクラブを開いて打って、ホームラン、あわやOB。。。。上がって見れば、8。。。。の大叩き。。。
例2.関係ないOBや池を怖がる
6番 Par3 145ヤード 池越えです。 実際の距離は、グリーンフロントまで、130ヤード程度。 池は(OBゾーン)その手前30ヤード。左右OB、 Zさんはここで、いつも池に入れるそうでスウィングがこちこち。
130ヤードキャリーすれば、グリーンにOnします。 その手前にある池は100ヤードキャリーすれば、クリア出来ます。この人、ウッドクラブを持つんです。 そこで、グリーンまで130ヤードだから、何番で打てば、130ヤード打てますかと聞くと分からないそうです。 私であれば、多分、8番か9番アイアンです。
130ヤード位、80台で回るゴルファーであれば難しい訳ありません。ただ、何とはなしに、何の根拠もなしに池を怖がっています。 だから、大きめのクラブを持って飛ばせるだけ飛ばそうとの算段のようです。初心者なら分かりますが、河原のゴルフであれば、85位で回れる人たちです。(悪かったら90台でしょうが。。)
この事例が全てです。 ゴルフがまったく分かっていないと言うか、考えもせず、単に、載せたい、池に入れたくないと思っているようにしか、見えません。
明さんのコースマネージメント強化
- 正確な距離感を掴む☚ゴルフナビで、各ホールの赤旗(100ヤード)から、グリーンフロントとセンターの距離をゴルフナビで測定し記録しました。 明さんの偉いところは、これを全ホール記録しました。 ヤーデーブックの作成。
- 各クラブの正確な飛距離を知る☚練習で、90ヤード 100ヤードを打てる飛距離を練習しました。練習ボールでの飛距離ですが、明さんは、90ヤード 9番、100ヤード 8番、 130ヤード 7番です。
- 正しいクラブ選択☚本番でのクラブ選択は、残り距離、ピンの位置、風の方向、風の強弱、そしてライの分析(草の深さ、順目、逆目、芝の強さ、硬さ、粘り)、そしてボール着地点の選択などの要素を考えてクラブ選択して貰うようにしました。
- アプローチ、パット☚スコアーメイキングでもっとも大事な要素ですが、アプローチはまずまずですが、パットでヘッドアップしがちですので、徹底したヘッドアップの防止をして貰いました。 今でも、半分くらいはヘッドアップしてますけど、兎に角、芯で打つことを心がけて貰いました。 これは上級者でもあります。
たったこの四つのポイントなんですが、今日プレイをしてみると、別人見たいに安定したゴルフです。何よりも、プレイに自信が出てきた見たいです。
ゴルフは、確率
ゴルフで、もっとも大事なのは確率だと思います。。ひとショット、ひとショット考えたゴルフをすべきです。自分の実力にあったチョイスをすることが大事です。
距離があるから、何でもかんでも3番ウッドで打つなど、それこそ愚の骨頂と言うものです。 上級者でもライが悪かったら難しいのに。。。3ウッドでチョロして10ヤード飛ばすより、7番で130ヤード飛ばす方が結果は天と地の差があります。
と説明をすると、今度はラフに入ってボールは、3ウッドは絶対使わないと言います。これも余りにも短絡過ぎます。 ラフに入ってもボールが浮いていれば、3ウッドでも逆に打ちやすでしょう。 兎に角、状況を正確に把握して、確率の高いベストの選択をすべきです。
本日のホール バイ ホール
今日の明さんとハーフの練習ラウンドの結果です。 あわや、負けそうになりました。一番のPar5を、6番アイアンで、右センターにオンしたのですが、イーグルパットを2ヤードショートして、パー。。これでこの日の流れが悪くなりました。
8番から、体の起き上がりが早くなって来て、寄せきれず、入れきれずの何とダボです。8番も1mのパーパットを外しました。バーディーがないさみしいゴルフになりました。
ホール | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | TTL |
パー | 5 | 3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 5 | 4 | 35 |
明さん | 6 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 5 | 4 | 39 |
とみやん | 5 | 3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 5 | 6 | 4 | 38 |
6番ホールですが、黒からは、グリーンフロントまでは、140ヤード、ピンまで155ヤード。。強風の追い風です。こんな状況で、明さんの選択は、何と5番ウッド。。。今日は調子いいのでナイスショット。。ボールはグリーン手前に落ち、グリーンに載り、ころころ、グリーンオーバーです。
やっぱりやったね。。。グリーンから転げ落ちて後2ヤードでOBと言うところに止まりました。 ここからアプローチをショート。手前の土手に当たりました。 そこから、アプローチで2mショート。。あらら。。ダボかいなと思ったら、そのパットを入れてボギー。。。ナイスボギー。。。そんなものありませんが、ダボにならなくて良かった。。(笑)
どうして、5番ウッド選んだのと聞いたら、6番で130ヤード打つ自身がなかったとか。 いつも練習では、6番アイアンで130ヤード程飛ばしているのに。。。
これは、絶対的な考え方のミスなんです。 第一にグリーン外すとしたら、手前かグリーン左しかパーは取れません。オーバーはアプローチが打ち上げになるし、OBもあります。
分かりますね。。この人、わざわざやっていけない選択をしたんです。 単に、ラッキーでボギーだっただけです。OBなら、6のトリプル。 助かって寄せも2パットのダボの選択なんです。。まだまだだな~。。。
折角良いゴルフをしているのに、これで、大叩きで・・・今日もまたやったと言う事でしょう。。。ここから大叩きが始まります。
ちなみに、私は、20ヤード後ろの白ティーグランドから、175ヤードを7番で右10ヤードにOn。。あわや3パットになりそうでした。
この6番ホール以外は、良いゴルフでした。 今日の様なコースマネージメントを覚えたら、安定した40前後のスコアーになり、ハンディーも10前後となるでしょう。(^^)
少しは、ゴルフの本でも読んだら、もう少し賢いゴルフができるのに勿体ない話です。
我がYoutubeの主役さんは、何時になったら”グランドシニア75切りゴルフ”へのタイトル変更をさせてくれるのでしょう。