10月29日に書いたブログの作品の本焼きが出来上がりました。 ブログの構成を変更して、本焼きの紹介をします。
中皿は、ブログにあるように、途中でお釈迦にしました。 失敗の事例ですが、陶芸は失敗から学びますので、敢えて記事を残しておきます。
本焼き作品
こんなに綺麗な作品になりました。 途中ではいろいろと失敗はありますけど。。その話をしましょう。
失敗 1: 釉薬 当初の予定は、織部と黄瀬戸の予定だったんですが、話をしながら、施釉をしていたら、イラボの半掛けをしてしまいました。 結果オーライといった感じで、イラボも悪くありません。
失敗 2: 施釉の順番が、織部の半掛けをして、イラボを掛けましたが、イラボ、織部の方が掛け分けがスパッと綺麗になったでしょう。 でも、イラボに織部の掛かった部分も悪くはありませんね。
失敗 3: 掛け分けは良かったのですが、1:2のほうが良かったかなと思ってます。 織部 1、イラボ 2
失敗 4: タンパンが間に合いませんでした。 タンパンと黄瀬戸を考えていたのですが。
作品概要: 直径160mm 高さ15mm 厚み 3mm 重さ240㌘
釉薬:織部、イラボ
コメント:
飛びカンナの文様が、両面ともに綺麗な作品です。 飛びカンナについて、素地に飛びカンナをかけると失敗はありません。 言ったのは、こういうことです。特に、織部や、飴釉などは綺麗に出ます。
口縁の部分に少し歪みが出てますが、厚みが3mmほどですので、こんなもんでしょう。
飛びカンナ文様 小皿の作陶 25cm中皿 お釈迦の巻き
1kgの半磁土で、25cm程の花瓶を作りました。 明日のブログにでも書きます。
おとといから、電動ろくろで、お皿を作っていました。 土が固くて悪戦苦闘の結果、下の作品を作りました。
この2点です。 左の小ぶりのお皿が直径15cm。 左が電動轆轤いっぱいの30cm位の作品です。
土は1.2kgくらいなんですが、ここまで伸ばすと、底の部分は7mm程度しかありません。 削って5mm。
これでもいいのですが、全体に釉薬を塗りたくて、つけ高台をしました。 紐作りの高台まで付けていい感じだったんですが、乾燥するにつけ、内側が上に膨らんで来ました。 少し乾燥が早かったようです。 どうも気に入りません。 この時点では乾燥がかなり進んでましたので、堅絞りのタオルを掛けて、やわらかくしました。 と言うより、柔らかにしようとしました。 最初は順調だったんですが、気持ちが急いでしまって、スプレイで布タオルの上から、水を散布。。少量なんですが。。順調にやわらかくなって来ました。
ここで、上から、軽い重石を載せて、平坦に戻すことにしました。 最初はかなり軽め、途中で少し重いものに交換。 そうしてテレビを見て、行ってみると、花瓶が下がってます。 布を取って見ると、高台から内側の部分が見事に、底に落ちてました。 考えてみると当たり前ですよね。 ゆっくりと水分を含ませ柔らかにした後、上下から、何かで挟んで、フラットにすべきでした。 バッカ見たい。。又、やった。
でも、本当はこの作品潰してしまおうかと迷っていたんです。 削りで、適当な台がなくて、プラントのプラスチックのお皿で削ったんですが、少し小さかったのと、粘土がやわらかくて、部分的に下がってしまいました。、締めてもとに戻したのですが、部分的に罅が出てしまいました。 修正はして問題はなかったのですが、こんな状況になると、もうだめです。。
今は粉々になって、ビニール袋に入ってます。 結果的に良かったと思ってます。。。再生して、25cmのお皿にします。 この方が大きさも適当ですね。
負け惜しみに聞こえるかも知れませんが、このお皿で出来は最高です。 お皿の両面に飛びカンナが施してあります。 この作品は、黄瀬戸を掛け、タンパンで装飾します。 線彫りはしてませんので、薄めのタンパンで”ぐい呑み手”の予定です。
黄瀬戸が飛びかんな文様を綺麗に浮かび上がらせてくれることを期待して。。。高台は削り高台です。。。
織部と伊羅保の掛け分けは初めて見ましたがCool♪
でしょう!! 2:1がいいと思いますか? 飛びカンナの文様も綺麗ですよ。
特に織部の方が、今度、現物みせましょう。
楽しみにしてます♪