今日は、昼間の太陽光は暖かかったですね。 でも、外へ出るとやはり少し寒かったですね。 今は、太陽が沈むとやはり寒い。 何が言いたいんだろう。。12月だから寒くて当たり前。。
今年の流行語大賞は、『神ってる』だそうですね。 私はPPAPだと信じていたのですが、見事外れました。 広島の優勝がそれだけ、凄かったんですね。 でも、それって、主には広島市民とか、広島カープファンだけだろうと思うのですが、PPAPは世界的なんですけどね。
昨日は、久々に交野市にある『西郷釜』行ってきました。 この陶芸教室は、私とほぼ同じ年齢の先生が一人で運営されています。 私の電動ろくろの基礎技術はこちらで教えていただきました。 電動轆轤の技術もありますが、湿台の使い方、菊練のやり方などなど、この教室に半年ほど通って、自分の陶芸の技術が数段アップしたように思います。
今回の目的は、課題の『筒上げ』のおさらいです。 最初に通った時には、1.5Kgの粘土で 30cmを上げるように言われていたのですが、その後、自分で電動轆轤を買って自宅でやっても、なかなか上手く出来ません。
直径 12cm位で、24cmほど上がるのですが、このサイズでは、大物の花瓶は出来ません。 と言うことで再チャレンジの結果はどうか。。
やはり、一回目は23cm位です。 3回位であがらないと、後は何回やっても土が水分を含み過ぎて逆に下がってしまします。
横で先生が同じ量の土で、筒上げのでもをやって見せてくれました。 先生でも、28cm位ですね。 たかが4cmほどの差なんですが、これが実に大きな差なんです。 ヒントをつかみました。
このヒントで、2回目で、約27cmに上がりました。 思い切って、切り糸で半分に縦に切ったら、まだ、下半分が15mmくらいある部分がありますから、下記の要領で練習を続けていけば、30cmは可能かも知れません。 先生は、1.5kgで25cmくらい上がったら上級だといわれてますが、私は満足できません。 手捻りでも、1kgの粘土で25cmくらいの作品は出来ますので、土の量的には、十分な土があるはずです。
でも、僅か30mm余計に上がったんですが、立派なずんどうが出来ました。 また、切り口を見るとほぼ、均一な立派な壁になってました。 一回目で、相当落ちこんだんですが、二回目で”ニコニコ”。。。単純だな。。
なぜ、これに拘るかといえば、大物花瓶などは、この技術が上達しないと出来ないからです。 それなら、土の量を単に増やしたらと言うことになりますが、1.5Kgの粘土が上がらなければ、2kgにしても上がりません。 いつの日か60cmくらいの高さの作品を作ってみたいと思ってます。
西郷窯 電動轆轤 ”筒上げ”奮闘記
内容的には、電動轆轤の知識が少しないと、面白くないかもしれません。自分の備忘録的なメモですので、電動轆轤に興味がない方はパスして下さい。
① 底の部分を出来るだけ薄くする。 陶芸の基本なんですが、底は10mm位にする。 感ででやっていると、15~20mm位の厚みになっていることがあります。 正確に厚みを知るには、針を刺して厚みを測ります。
② 粘土に穴を開けて、横に広げるとき、最終の筒の径まで広げる。 直径、10cmであれば底まで、10mm厚で10cmに広げる。。結局は、如何に土を底に残さず上に上げてやるかと言うことになります。 当然ですけど。。
③ 土の掻き揚げ。。外の手が重要との事です。 右手で内側から、土を外に押し出してやり、左手の親指と人差し指で作った、丸で持ち上げてやる。 私の場合は、台湾のやり方で、左手、親指と(外側)と右手中指(内側)で土を挟んで、掻き揚げて行く方法なんですが、これでは、土を挟んで持ち上げられていないようです。
ベテランのアメリカのLinさんみたいな人は出来るようですが、私には難しいですね。 どうしても、内と外の指がずれてしまって重たい土を持ち上げれらないようです。
④ 水の使い方。。基本的には外側は、水で、ドベを作り、そして、内側はドベのみで滑らせます。 私の場合は水を付け過ぎてました。 その結果、粘土が多くの水分を含み弱くなります。 出来るだけ、最低の水でやります。
⑤ もう一つの裏技 最初の筒上げで、10cm以上に上がったら、上部半分をまず筒上げします。 これであれば、土の量が半分になり、少々下手な、手つきでも土を持ち上げることが出来ます。 それで、上部が出来たら、後は、下半分の掻き上げをします。
⑥ 練習では、1.5kgの粘土を3個くらい用意して、筒上げをしたら、縦に半分に切って仕上げを見るべきですね。
上がらなければ、土がどこかに残っているはずですので、それを評価して、次の練習に生かす繰り返しで、技量がアップしそうです。 筒上げをすると、それを切って潰すのが、勿体ないとついつい思ってしまいます。
今週の陶芸 湯のみ、 酒器、ぐい呑みなど
今週の作品です。 轆轤の練習といった方が良いかと思います。 今回は同じものを作ろうとは思ってません。
このボールサイズでも、結局は、上の筒上げの技術が上手いかどうかで作品の出来不出来が決まります。
それと、このような作品は、最終形を良く考えて、作陶し、そして削りで、バランスの良い作品に仕上げることが
必要です。
話は変りますが、京都伝統工芸大学の陶芸科では、同じ形の作品(湯のみ、茶碗など)を一日100個つくる訓練もするそうです。 これで、ろくろの基本動作を覚えるそうです。
下の作品は良く出来ていると思いますが、このような観点で見てみると、形、厚さ、バランス、大きささなどばらばらです。 先ほどの筒上げと同じですが、作った作品を潰そうとはなかなか踏み切れません。

この作品を作った背景はもう一つあって、10月に次男がアメリカから、出張で東京に来ていた時に、10点ほどの小さな酒器をお土産に持たせたてやりました。 このぐい飲みや、お猪口がアメリカ人の友達に好評で、既に手元からなくなったと言うことで、追加して作りました。
本焼きが出来次第、届ける予定です。
余り、大した出来ではないと思っているものが、アメリカ人たちには珍しいようです。
次のステップへの飛躍の為に。。
陶芸は、今でも、二つの陶芸教室に通い、そして自宅では、電動ろくろや、たたら作りで、陶芸を楽しんでます。
でも、最近は、どうもマンネリ気味で何かあらたの目標が必要と感じてます。
その一つが、筒上げをを極めることと、もう一つが、絵付けです。 絵付けを方は枚方在住のプロの絵付けの陶芸家に、基本を教えて貰おうとお願いをしていたのですが、断られてしまいました。
西郷先生に相談したら、やわらかい言葉で、”考えがあまい”と一刀両断の感じで言われてしまいました。 この先生は、京都伝統工芸大学を出て、京都の瑞光窯と言う清水焼の窯元で、2~3年勉強をしたそうです。 絵付けは、基本を教わったから、だれでもすぐに出来るものではないと言うお話でした。
さらに、年齢を重ねるとどうしても目が悪くなって、難しくなってくるのが現実だそうです。 そこで、先生のお勧めは京都の瑞光窯の陶芸教室か、陶芸スクールへ行ったらと言うものでした。
スクールであれば、週3回 月~水 9:30~16:00で、3ヶ月コースで10万円、一年で30万円です。 ここの先生達はプロで、例えば、筒上げは、プロの職人さんが教えてくれるそうです。 ですから、本当のプロの養成コースなんですね。 ここであれば、一般の素人並みの先生が教えている、陶芸教室とは違います。
陶芸教室もあり、一回3000円+粘土代+焼成費だそうです。 どうせ、陶芸をやるのであれば、いっそ、スクールに一年ほど通って見ようかなと思い始めてます。 でもこんな年で、そこまで、お金と時間を掛けてどうするのと言う思いもありますが、皆さんどう思いますか。? やるべきか、やらざるべきか? 又、悩みが出て来ました。
シェークスピアの名言・格言: 何もしなかったら、何も起こらない。
そうですよね。 シェークスピアさん!